ただ元気がないだけなのか、少し落ち込んでいるだけなのか、それともうつ病になっているのかというのは素人目には分かりません。とは言っても、この症状は心の風邪と表現される事も少なくありませんが、一般的な風邪のように放置しておけばいずれは良くなっていくというものではありません。放置すればどんどんその状態が悪化してしまい、結果的に完治するまでに時間がかかってしまう事もあるからです。ではどの様にしてうつ病かを判断するか、その場合に便利なのがチェックシートなどを活用する方法です。自分に当てはまるチェック項目があるかどうかを調べていき、その個数によって自分がうつ病になっている可能性があるのか判断する事が出来るようになっています。勿論このチェックシートを利用すれば完全にうつ病かどうかを診断する事が出来るという訳ではなく、あくまでもその可能性があるかどうかを判断する事になります。ただ単に疲れているだけなのか分からないしと考えそのまま放置してしまい、結果的に症状を悪化させてしまう事を防ぐ効果も期待できるのです。また、実際にチェックシートを利用して調べた場合、病気になっている可能性があると出たらそのシートを持って病院に行くようにしましょう。実際に病院でも色々と調べてもらう事は出来ますが、そのシートも診断をする時の材料として活用する事が出来るからです。つまり、うつ病のチェックは病気の早期発見、さらにその可能性を明らかにする事で放置して症状が悪化するのを防ぐことができるので大切だと言えます。うつ病のチェックはそのシートによっても書かれている内容は変わってきますが、設問に答えるというスタイルはどのシートもある程度共通しています。大きな特徴としては、睡眠や食欲、さらに体重だけでなく気分や運動の状態に関する項目について設問が作られているということです。設問の数はそのシートによって変わり、さらに判断方法も違う場合がありますが、大体はチェック項目によって点数を加算する形等が取られています。その後、その合計点でうつ病の可能性があるかどうか等を判断することで、現状を客観視しやすくします。とは言っても、うつ病は問診や検査等をしっかりと行ってから判断する事になるのですが、その前段階としてこの調査シートは十分機能を果たしています。実際にシートを利用して調べてみる事によって、うつ病の可能性があるかどうかということだけでなく、症状が重く出ているかどうかも判断できるからです。つまり、チェックシートを適宜利用すれば放置してしまって症状が悪化という前に病院に行き、適切な対処をしてもらう事が出来るという訳です。またこの病気のチェック自体はその病気になっている可能性があるかどうかということだけでなく、症状の変化を見ることも出来ます。その調べた事の結果によって症状が軽くなっているのか、それともそのままなのか、さらに重くなっているのかを客観視できるからです。したがってうつ病チェックは病気の可能性を発見するということだけでなく、その症状の変わり方を見える化する事が出来るという特徴もあります。
うつ病の自己チェックを正しく行いたいなら、信頼できる医療機関が公開しているコンテンツを活用しましょう。結果が印刷できるタイプのチェックを利用すれば、そちらを参考にした上で、ドクターにうつ病の診察をしてもらえます。
数週間以上にわたり落ち込む気分が出ている場合は、うつ病をチェックするべき事態です。気分の落ち込みなどの精神的症状はもちろんのことですが、これ以外にもうつ病をチェックすべき症状として、全身のだるさや長期に続く身体の痛みもあります。
うつ病になってしまっても、決して恥じることではありません。精神が弱いからなど、自分自身を卑下する必要もありません。病気を恐れず、症状がみられるような時はチェックを入れてみるべきです。そしてそのチェック表を持って病院へ行くと良いでしょう。